答えの数字を丸暗記する子どもへの対応

[記事公開日]2022/04/08

新学期が始まりました。今年度からは在籍している塾生の学年だけではなくクラスも把握することにしました。あまりいいことではないのですが、コロナで学級閉鎖になった時に、誰がどのクラスにいるかわかっていると、対応が素早くできるなと思ったことがその理由です。

今までは学校全体がお休みということがほとんどでしたが、今年の1月くらいからは学級ごとでのお休みになることが多いのでそのための対応です。

・・・

さて、春の講習会は昨日で終わりました。今回から、英単語マラソンに加えて、理科と社会マラソンも始めました(中2、3年生対象)。それもあって、自習に来てくれる子どもたちがめちゃくちゃ増えました(課題があるので、そのためにある意味仕方なく塾に来ていることを自習と呼べるのかどうかはさておき)。

運営していて気付いたこと。それは一部の子どもたちで答えをそのまま丸暗記している場合がある、ということです。テストクリアが目的になるとどうしてもそうなってしまいますね。「閉そく前線」とか「墾田永年私財法」とかいった用語を丸暗記してくれる分には構わないのですが、「11.2g」といった計算結果の答えをそのまま暗記しているようなパターンです。

そのため、途中から「なんでこれはこの数字になったのか説明して」と質問するようにしました。全部の問題でやっていると時間がないので、聞くのはランダムです。ある問題は聞かれるし、聞かれないこともあるようにしました。こういうことをしておくことで、「次のテストももしかしたら解法を聞かれるかもしれない」というプレッシャーを与える作戦です。もちろん答えられないと不合格です。

今までの経験上、「この方法で授業したら全員のテスト結果が良くなる!」というものはなくて、大体7割くらいの子どもには通用するけど、それを抜けてくることがいるんですよね。そのため、常にその子どもたちもフォローできるやり方を考えて実行することが必要になってきます。そんな方法の一つとしての、テストプリント返却時に、「なぜこの答えなの?」と聞く行動を取っています。

そういうこともあり、この春休みは今までで一番忙しい時間を過ごしたように思います。英単語マラソン、理科・社会マラソンは今月末までなのでまだ終わってないんですけど。