どれくらい通知票の結果が伸びたか分析しました

[記事公開日]2021/04/01
[最終更新日]2021/04/02

今回は通知票の結果について分析をしました。

中2生の学年末の通知票が中1の学年末と比べてどう変化しているか、です。

【前提】

  • 塾生の中1末(去年)と中2末(今年返ってきた通知票)の平均値を抽出してみました。
  • 英・数・国・理・社の5科目の合計を比較しています。例えばオール3なら「15」、オール5なら「25」です。
  • 昨年(中2)の11月までに入塾してくれた塾生を集計しています。

中1学年末の塾生平均「18.5/25」→中2学年末の塾生平均「20.8/25」(2.3ポイント上昇)

このような結果になりました。平均して「5科目中、2科目は1上がっている」ということになります。

ただもしかすると、塾生かどうか関係なく、中2生の成績は中1の頃に比べて、全体的に向上している可能性もあるので、昨年の中2の12月以降に入塾してきた子どもたちの変化も出してみました(12月以降であれば、指導期間が短くてまだ結果が出せていない可能性が高い)。

中1学年末の平均「16.4/25」→中2学年末の平均「17.0/25」(0.6ポイント上昇)

このことから、やはり成績を上げるには通塾後それなりの期間が必要なことがわかります。

 

来週の定期テストの点数を上げるために、方程式の解き方を解説することは短時間で出来ますが、その後、「自宅や塾の自習室で繰り返し勉強する」ことで、その知識が定着できます。場合によっては「定期テストを見返してどういうミスをしているかを分析して次に生かす」という対応も必要です。そうやって時間をかけて実力を育成して初めて「点数アップ」という結果が出てきます。塾通いの成果は半年、1年経って出てきます。そんなものです。

「わからない」「ここを教えてほしい」といってきた部分を解説するだけですぐに点数が伸びる、という子どもは私の感覚では2割にも満たないです。

このようなことからも、以前のブログにも書きましたが、中3生の入塾受け入れは今年も8月の1週目あたりで締め切る予定です。ご理解のほどよろしくお願いします。