入塾希望者への説明

[記事公開日]2023/07/13

私は「たくさんの塾生に通ってほしいな」と日々思っていますが、あれこれ甘い言葉だけを伝えて入塾させると後が大変なことになるので、入塾相談ではその子にとって嫌となことも全部伝えるようにしています。結果として、「ちょっとこの塾通いたくない」という発言をする子どもたちが現れます。

  • 英単語マラソンやってるよ。受けるのは絶対で、「やらない」という選択肢はないよ
  • 毎週の授業後に宿題出しているよ。宿題は確認テストをしていて不合格だと補習があるよ
  • 夏休みや冬休みの中学校の宿題チェックやってるよ。学校に提出する期限よりも早くに設定しているから、早期に終わらせて一度塾に持ってきてね
  • 定期テスト前に無料の定期テスト対策「総演習」やってるよ。5教科の学習内容がしっかりできるかを確認してるよ。クリアできるまで居残りしてもらうよ(写真はその様子です)

などのこの塾での取り組みを詳しく説明していますが、「個別指導とは年の近いお兄さんやお姉さん先生がわからないところを丁寧に教えてくれる」程度を想像していた子どもたちにしてみれば、その学習量はなんなんだ、って話です。

一方、通常の英語や数学の授業以外にこういう取り組みが多く、かつそのほとんどに追加料金が発生しないので、多くの保護者からは喜ばれます。

保護者としては「この塾に通わせたい」「通ってほしい」、でも、子ども自身としてはこんな厳しい塾とは思ってなかったので、「どうしよう」というのが面談時によくみられる光景です。もちろん、「これくらいの学習量があると期待して、ここの塾に来たよ!」と言ってくれる子もいます。

英単語マラソンや宿題後の確認テストの存在を内緒にしておいて、入塾手続きしてからその事実を伝えるというも一つかもしれませんが、それって子どもたちに対して誠実じゃないなと思いますし、また甘い考えで入塾されたら、その後私の業務に「学習に前向きでない子どもたちへのフォロー」が加わることになります。子どもたちのやる気を高める…ということは私からは特にやっていません。点数を何としてでも上げたいという欲望をもって入塾した子に、それ相応の学習量を提供する塾です。