何のためにテストをしているか

[記事公開日]2019/05/14

「英単語を900語覚えてテストを受けよう」とか、「都道府県名を全部漢字で書けるかテストする」とかいろいろやっていますが、前もって予告をしているにもかかわらず、期日までに合格できない人が毎回います。

何のためにテストをしているかというと、入試で第一志望校に受かるためであり、その志望校判定に使う模試でいい結果を出すためです。

たまにいるのは、この塾の英単語に合格することが目的になっている人です。こんな駅前の小さな塾の課題にクリアすることに、意味はありませんよ。わざわざこの塾に来て勉強しているのは、人生におけるもっと大きな目標の実現のためのはずです。

そういうところにこそ意識を向けてもらって、こんなつまらない、でも現時点で自分ができるかどうか不安なものはちゃっちゃと片付けてしまってほしいです。

これらは「毎朝歯磨きする」とか「脱いだパジャマをたたむ」とか「帰ってきたら靴をそろえる」とか、そういうレベルのものです。こんなもののために人生を送っているわけではない。でも、生きていく上で常識的なことです。

もちろん、そういうことをしなくても生きていけます。でもちゃんとできるようになっておいた方が絶対にプラスになることです。英単語も。都道府県を漢字で書けることも。不規則動詞活用表を覚えることも。入試において成功体験を積むことも…。

私(塾長)は親切にも、「こういうのやるよー」と毎回事前予告をしています。それに対して、逃げることもできますし、そして前向きになってさっさと終わらすこともできる。一番損なのは、いやだいやだと逃げ続けて、そして最後の最後に観念してギリギリになってやることです。だったら最初からやっておけば気持ちよく終われたのに、もったいないことです。逃げるのであれば、早く塾を辞めてしまったら良かったのに。学力を犠牲にした分、お金と時間は節約できます。

今も近くで、課題を終わり切らなかった生徒がクラブを休んで勉強に励んでいますが、もったいないことだな、と思ってます。

 

…という話を生徒にしています。全体に向けて話をすると、「自分のことじゃないな」と受け止めてくれない生徒がいるので、1~2人ずつ。