忘れ物を取りに帰る経験

[記事公開日]2018/09/14

塾は勉強を指導する場でありますが、その子どもたちへの学習指導に伴って「模試の申込書」や「返却された定期テストの答案用紙」の提出を促すことがあります。

その際、すぐに持ってくる子もいれば、期日ギリギリ、そして期日を過ぎても持ってこない…と様々な生徒がいます。

先日は「8/30までに『五ツ木模試』の申込書を持ってくるように」としていました。保護者にも案内を郵送して、子どもたち一人ひとりに手渡しして、授業開始前の全体挨拶でも伝えていました。

金曜日の締め切り1週間前からは、提出が確認できない生徒に、「あとは自分たちだけやで~」とも伝えました。

教室で会うたびに「今日は申込書持ってきた?」「あ、忘れた」の繰り返し…。

「まだお母さんからもらっていない」

「机の上に置きっぱなしやわ」

「え?どんな紙?」などなど…。

結局、3名が当日になっても未提出。ちなみに感情的に怒ることはしません。ただただ、静かに、「そうか…。じゃ、授業が終わったら家に取りに帰ってね。待ってるから。」(⌒∇⌒)です。

1回でも自宅に帰らされると、その記憶が「次からは忘れ物しないようにしよう」という強い動機付けに結び付くのでそうしています。(授業中に帰らせると授業時間がもったいないので、原則として授業終了後です。)

そもそも、「期日を守る」というのは社会に出て働くときの前提となるものですからね。今のうちに自分の行動選択の責任を体感してもらうようにしています。