大学進学に向けて、今まで何をしていたか

[記事公開日]2020/05/13

ところで、今回の騒ぎで高校がお休みになったわけですが、高校生一人ひとりが「大学に進学する」ということへの覚悟を確認できる機会になったように思っています。「高校の授業がないことで大学進学に向けた勉強はどうするか」「休みが続いているが勉強は間に合うのか」ということが話題になっていますが、正直、大学進学に向けた学習面での高校の存在意義は薄いと思っています(もちろん、一部はある)。昔と違い参考書も、映像授業も、巷に溢れている時代です。学校でなくとも、自宅にいても勉強はできます。

今問われているのは、大学進学に向けて個々人がこの1ヶ月何をしていたか、です。

「学校の授業がなかったから受験勉強できなかった」は極論、言い訳です。大学受験向けの参考書のレビューも勉強方法もネットに溢れています。YouTubeなどの動画で紹介しまくりです。外出自粛の中でも、Amazonなどのネット通販で参考書を購入することもできます。

でもGoogleでそれらを検索するでもなく、学校や塾に電話して先生に質問するでもなく、ただ昼に起きてテレビ見て、スマホで面白い動画見て、あつ森などのゲームして、一日部屋着のままでぼんやりした2ヶ月を過ごした高3生もいたことでしょう。(で、1時間くらい単語を覚えてやったつもりになっている人)

今年から大学入試制度が大きく変更されました。その理由は、学生に主体性や実行力、問題解決能力を求めるようになったからです。そういう意味では次回の大学入試では図らずも、現実の社会でそういう行動を取ったかどうかが見られる結果になると思っています。

厳しい言い方ですが、あえて書いてみました。世の中に振り回されて、それに合わせて生きるのではなく、自分は1年後に何を得たいのか、どうなりたいのか。そしてそのために今何をするかを決めて、行動してもらえれば。

 

なお、ここまで言っておきながら、この塾は高3生は現在募集しておりませんのであしからず。