数学で約60点アップした生徒は何をしたか

[記事公開日]2017/07/21

 英信個別の公立小・中学生の授業は、基本的には学校の授業内容の予習です。ちょっとだけ先を進みます。そのためには、「今までの学校の授業内容を理解できている」ことが大切になります。

 しかし一方で、個別指導の塾を希望される方の多くは、「定期テストで悪い点が続いている」「うちの子は前の学年の内容からわかっていないと思う」とおっしゃられます。その状態では、先に進んでも「?」が増えるばかりです。そのため、まずは基礎学力を習得することを目的に、英信個別では中学生の方を対象に入塾後1ヶ月以内は無料で復習用の追加授業を行っています。 

 地元公立中の2年生でこの春に入塾された方を例にしてみます。この方は前回の数学のテスト結果は20点に至っていませんでした。前期中間テストの試験範囲は、「式の計算」と「連立方程式」と予想されたので、まず1年生の「正負の数」「文字式」「方程式」の内容から授業をスタートしました。

 毎週1コマ・80分の通常授業だけでは学校に追いつきませんから、本人と相談して数学だけで6回の無料の追加授業を入れること決めました(この他、英語も追加しました)。ほぼ毎日のように授業・自習に来てもらい、最初の3週間で上記の復習を完了し、学校の2年生の授業内容が理解できる力をつけてもらいました。ノートの書き方に慣れていない、復習のやり方がわからない、という点もこの3週間の間に克服してもらいました。4週目からは2年生の予習授業に移行し、結果、数学は中1の学年末と比べて60点近く点数アップをしてくれました。

 「うちの子はそんなに塾に行きたがるのかしら?」と思われるかもしれませんが、たしかに親に無理やり「塾に行きなさい!」と言われると、嫌がられるかもしれません。ぜひお母様やお父様の心配・不安(≠指示)をお子さんに伝えられてからお問い合わせいただきたいです。子どもたちが冷静になって「80点取ること」と「自宅でのんびりすること・スマホゲームのレベルアップ」のどっちが希望なのかを天秤にかけた時、「80点取ること」を選択するお子さんはたくさんいます。その気持ちがあれば、そのための努力・行動なんだと考えて、ほとんどのお子さんが塾に積極的に来てくれます。こういう話を塾長である私からお子さんに事前に行いますから、入塾相談はお子さんと保護者との三者で必ず行います。

 補足:無料の追加授業は、直近の定期テストに対応する箇所の復習分を我々と生徒本人との相談の上で決定します。追加が必要でない場合もあります。ご了承ください。