学校の宿題を塾の授業中にするのは禁止

[記事公開日]2020/03/20

英信個別では、毎回の授業でこちらが用意した問題集を解いてもらっており、その間に以下のことは扱わないようにしています。

具体的には、「学校の授業で習った内容でわからないこと」「自分が独自に進めている問題集でわからないこと」「他の塾で出された問題でわからないこと」の質問受けです。ちなみに、一般的な大手の個別指導塾であればやってくれるはずです。

なぜ扱わないようにしているかというと、ひとつは「計画的な授業ができないから」、もうひとつは「学校の宿題を持ってくるようになるから」です。

1つ目の「計画的な授業ができない」というのは、突発的な質問に答えていくと、こちらの学習計画に充てる時間が減ることになり、予定した内容を終えることができなくなります。また、それに伴って宿題が減ったり出せなくなるからです。

2つ目は、要領の良い生徒は「質問」と称して学校から出された宿題を持ってくるようになります。学校からもらったプリントを見ながら、「ここ教えてください」「どこ?」「全部わからないんです…」となって、言われるがままに説明する。つまり、塾の授業時間が学校の宿題をするための時間になるのです。そのうち、毎週の塾の授業で、学校から出された宿題をやるようになります。

こういう反省もあって、現在ではこちらが提供する教材以外の、自由な質問受付はしていません。

ちなみに、授業時間外での質問は受け付けています(受講科目に関係なく、どの科目でも質問できます)。私が禁止にしているのは、あくまでも「授業中に」こちらが用意した内容以外の質問をすることです。授業が始まる前、終わった後、授業がない日に来て質問するのは構いません。ただし、あまりにも質問量が多い場合は、授業を追加することを提案する可能性もあります。

(こういう対応をとると、不思議なことに学校の宿題をまるまる持ってきて聞こうとは考えなくなるんですよね…。学校の宿題を自分でするのは当たり前のことなんですけど、ちゃんと自分で済ませるようになります。)