体験授業とともに自習で塾を体験することを提案します

[記事公開日]2018/05/24

「あの塾は騒がしい」という話

塾運営をしていると、子どもたちや保護者様から「あの塾はうるさくて集中できなかった」という話を聞かせてもらえます。

(「あの塾」とカモフラージュしていますが、実際には具体的な塾の名前が出ています。さすがにここには書きませんが。)

入塾当初は、「成績上げるぞ!」とやる気をもってその塾に通っていたのだと思うのですが、雰囲気に慣れてくるとおしゃべりをしてしまいがちです。

また、「友だち同士で教え合う」という行為も、少し気を抜くとただの雑談に変わってしまいがちです。

塾に行く目的が「点数アップのために勉強する」から「友だちとしゃべりに行く」となると成績が上がるはずがありません。

深刻に悩んでおられるお母様にしてみれば、「自宅にいても全く勉強しない。友だちとのおしゃべりが動機でもいいから、ホンの少しの時間でも塾に行ってくれれば、ちょっとは勉強するだろう」と思われるかもしれません。しかしそのうち、「息子はあんなに塾に自習に行ってるのに、全然成績が上がらない…」ということになってきます。

残念ながら、「覚えよう!」「理解しよう!」という気持ちで勉強に向かわないと、いくら時間を費やしても頭に入ってきません。勉強した気持ちになっているだけです。

 

自習場所を体験利用する

逆に言うと、塾選びの際に、確認されるといいポイントはここです。つまり、子どもが集まって自習する場所の様子です。

よく言えば、ワイワイ盛り上がっていて活気ある雰囲気。でも、言い換えれば騒がしい雰囲気かもしれません。

お子さんはその雰囲気の中で勉強できるかどうか、です。

あまりに活気の度が過ぎると、真面目なお子さんはそのうるささにわずらわしさを感じて去って行かれます。そして、塾の講師・社員たちはその注意に躍起になっている…という状況が生まれます。

生徒一人ひとりと話をすると、ちゃんと頑張ろうと思っている姿勢をもっています。でも、2人、3人…と人数が増えるとついついしゃべってしまうところがあります。

塾選びのときに、体験授業とは別に、自習場所を体験利用させてもらう、というのもお勧めです。

「場所の持つ影響力」は本当に大きいものがあります。その一つが自習をする場所なのです。

 

なお、英信個別は自習する場所をパーテーションで区切っています(上部の写真参考)。広いテーブルで3~4人が固まって勉強する、という場所はありませんし、友だち同士で教えあうことも禁止にしています