[最終更新日]2017/06/14
表題のテーマ、もちろん早ければ早いほうがいいに越したことはないですが、もう少し具体的に、「定期テストの点数が不安な公立中学生」を例にして考えてみます。
学年
公立中学生で50点未満の子どもの入塾を希望されることがあります。この時に課題になるのは、ほとんどがそうなのですが、前の学年の内容を理解していない、というケースです。
中学1年生の数学であれば、小数の計算、分数の計算がわかっていない。速さや百分率(%)の計算がわかっていない。
中学2年生の数学であれば、1年生で習っていた正負の数、文字式、方程式がわかっていない、ということです。もしくは小数や分数ができないことだってあります。
中学3先生になってから「そろそろ受験をしてほしい」と来られた場合、40点未満だと中2の復習、また中1の復習、さらには小学生の復習に戻ることを検討します。
ですから学年が上がるたびに復習内容がどんどん増えていくので、できれば早いうちに手を打っておきたいものです。
中学3年生の定期テスト直前に来られて、「次のテストで点数を上げたい」という方も来られますが、これで前回のテストの点数が40点未満だと、「いったいどこから復習を始めたものやら・・・」と思案します。できる限りのことはやりますが、それでも基礎の習得が不十分で計算ミスが多くなったりするので、効率的な学習が難しいです。
英信個別では入塾後は2週間ほどは無料で授業を追加して、現学年の内容がわかるように前学年の復習を詰め込みますが、クラブ活動をされていて時間がないという方は特に気づいたうちに、その苦手とする科目だけでも学習を始められるといいと思います。
「基本からやり直しましょう」ということになって半年や1年かけて前の学年の復習をする塾もありますが、いつまで経っても定期テストの点数が上がらないので、私はあまりお勧めはしません。子どもたちの学習意欲が高いのは入塾後1ヶ月程度ですから、このタイミングで復習を完成させるのがベストだと思います。
年内のタイミング
春休み、夏休み、冬休みといった長期休暇の前が、入塾にはお勧めのタイミングです。理由は、長期休暇を使って勉強の仕方を扱ったり、今までの復習に戻ったりと自由なカリキュラムを組めるからという効果的な学習が提供できるという教育上の理由と、いろんな塾がキャンペーンをやってくれるために、安価でスタートできるからです。
今までたくさんの子どもたちの勉強を見てきましたが、そのほとんどに共通する課題は「勉強の仕方がわかってない」です。「英単語ってどうやって覚えたらいいの?」とか、「問題集は1回解いたから大丈夫!」とか。そういう子どもが、定期テストの1か月前から塾に通い始めてたくさん勉強をしてくれるとしても、どうしても付け焼刃・その場しのぎの学習になるんですよね。
「今回のテストの結果をどうしても上げてほしい!」となると、「じゃあ計算の基本に戻ってやり始めようか…」とは言ってられません。テスト範囲の勉強を無理矢理進めることになります。
それよりも、長期休暇の前から勉強ができれば、学校の授業内容を生かすことができます。「学校の授業内容がさっぱりわからず塾に来ました」ではなく、「塾に行ったおかげで学校の授業内容がよくわかる!」です。
時間を効率的に使って、無駄なく学校の定期テストの点数をアップしたいという方は、ぜひ摂津富田駅北側の英信個別へ。
皆様のお越しをお待ちしています。