自主的でもなんでもない「自習」

[記事公開日]2023/07/25

7/21(金)の20:20分現在、教室にいる塾生の内訳は以下のとおり。

  • 通常授業・・・6人
  • 宿題テスト不合格による補習授業・・・1人
  • 自習・・・6人

です。定期テスト前と、学校の長期休暇期間中はこの自習に来る子どもたちが一気に増えます。

自習に来ている子どもたちは、英単語マラソンや社会マラソンの勉強をしているので、真の意味で「自ら望んで自習に来ている」というわけではないです。上記の6名の中にはいませんが、ほぼ強制的に「来なさい」と伝えて自習させることもあります。

ほとんどの人は、他人から何をするかを具体的に指示されて、初めて物事のやり方を理解すると思っています。大人でもそうで、入社してすぐには仕事内容はわかりません。先輩から説明を受けて、実際に手を動かしてやってみて、注意を受けて修正してできるようになります。

ましてやまだ経験の浅い子どもですから、「勉強しなさい」「自習に来てもいいよ」「わからないことがあったら質問していいからね」程度では何も進みません。こちらからやることを指定して、いつまでに完了させるかの期日も決めて、その進捗チェックを入れて、うまくできていたら褒めて。それでようやく動き始めます。

もちろん、全ての子どもたちにこの方法が正しいとは思いません。自主的に考えてやりたいという子どももいるでしょうし、そもそも中学校の成績を上げることに意義を見出せない子どももいるはずです。でも、「勉強しなさい」だけでは何も動かない場合は、こういう方法も有効だと思っています。

いろんな課題を出されるのがどうしてもイヤなら塾を辞めてもらって大丈夫です。退塾を止めることはしません。そもそも入塾も強制していません(本人が入塾したくない様子なのに、保護者から「入塾するように先生からもうちの子を説得してください」と言われてもお断りしています)。