[記事公開日]2022/08/23
当塾には入り口に大きなテーブルを置いていません。具体的には4人とか6人が向かい合って座ることができるテーブルは面談室には設置していますが、自習用には利用させていません。(自習スペースが満席になったときは、面談室の対面テーブルは分解して向かいには座れない長机にしています)
基本的に、どこの個別指導塾にもこの大きなテーブルは設置します。理由としては友だち同士で自習ができるようにするためです。友だちに「一緒に勉強しよう!」と誘い合って学習をしてもらうことで、その子たちの共通の友だちを呼んでもらう、そして入塾につなげる…という戦略です。どこの個別指導塾でも、入り口入ってすぐの場所にテーブルが置いて、勉強できる場所を提供しています。
でも、そういう場所だと喋りますよね。目の前に仲のいい友達がいると、雑談になりがちです。もちろん、教室の社員・講師が目を光らせて、少しの雑談でもあれば注意する人もいます。でもそれだったら、教室の構造をしゃべりにくくしておく方が楽です。
またその中に少しでも点数上げたいと強く願っている子どもがいる場合、その子は退塾する可能性が出てきます。理由は、友だちに邪魔されるからです。でも仲のいい友達に「静かにして!ゆっくりと勉強させて!」とは言いにくいので、新たな環境を求めて別のところに行きます。
もちろん、「仲のいい友達がいて、わからないところは教え合いたい」とか「ちょっとの雑談くらいさせてもらえる方がうれしい」とかいう要望を持った子ども・保護者もいるでしょう。そういう方はそちらの塾に行くとよろしいですと言う話です。
細かいことですが、こういうテーブルの配置でも塾の個性があったりするんですよ、と言う話でした。