英単語マラソンを受けずに済ませようとする子ども

[記事公開日]2022/04/22

「英単語マラソン」は授業ではなくて、自習として取り組んでもらっています(追加の料金は頂戴していません。在籍している中学生全員に参加してもらうイベントです)。

「自分が授業のないときに、英単語のテストを受けに来てね」としています。

でもこれは、逆に言えばテストを受けに来ないままの子どもを生む可能性があります。「英単語なんて覚えるのめんどくさい」「やる気になったらやる」という子どもたちにこそがんばってほしいのに、努力してもらえないのは本末転倒ですから、このマラソンを完走していない子どもたちには最終的には「呼び出し」をかけることにしています。

具体的には個別に「○月○日の○時に塾に来てテスト受けてね!」という予定を決めていくわけです。今日はその対象者(英単語マラソンが全然進められていない人)に向けて予定表を作っていました。

もちろん、私が来る日時を一方的に指定しても、「その日は用事があって塾に行けません」となるので、一人ひとりから、予定が詰まっている日時を向こう30日間紙に書いてもらいます。そしてそれを見て空いているところに、14回分の印をつけてその日に来てもらうという仕組みです。その日時に姿が見られなければご自宅に電話をします。

そうやって逃れられない仕組みになっているので(当然ですがこのことは入塾時にちゃんと説明しています)、それがわかっている子どもたちはさっさと終わらせます。ですから、英単語マラソンの未完走者のほとんどは入塾して間もない、初めて英単語マラソンを迎えた子どもたちです。

最初から言われた指示を理解して行動できる人もいるでしょう。でも一方で一回目は失敗して、体で覚えてから理解する人もいます。仕事も、勉強もそう思っています。3/1から始めたこのイベント、5月以降もやり切るまで励んでもらいます。