[記事公開日]2020/11/20
創業時から子どもたちに取り組んでもらっている指導内容は基本的には同じなのですが、その一方で定期テストや入試問題の出題傾向の変化に合わせて、少しずつ変化させていっています。
現状進めているのは、英語の長文読解力の向上です。正確な日本語訳ができるように…ではなく、「スピードをもって英文を読み進められるようになる」ことを目標に、+アルファのプリントを用意するなどしています。ひと昔前はは正確な日本語訳ができるかどうかで英語が理解できているかを確認されることがありましたが、現在は「本文に一致する内容があるかを英文で書かれた選択肢から選ばせる」と言ったように、途中に日本語を挟むことは減っています。
日本人なので英語を日本語で理解するのは仕方ないにしても、英文で書かれているものを日本語の語順に直して理解させると、「英文なら2番目に出てくる動詞を一番最後に持ってくる」などの作業が必要で、長文読解には不向きです。そもそも、英語圏の皆さんはその順番で理解しているわけで、日本人もそのように考えましょうねということです。
これはなかなかハードルが高いことだとは思いますが、大阪府の公立高校入試の英語C問題は本文だけでなく出題文も全てが英語で書かれていますから、「英文を英文の語順のままで読み進めていく」ということに慣れを作っておきたいと考えています。
後期中間テストの結果が返ってきましたが、四中も阿武野中も、英語の定期テストの平均点が最も低い(各中学校発表より)。英語は徐々に難易度が上がっていますね。