定期テストで良い点数がとれない、という生徒がいたとします。
そこで、学校で授業を受ける前に、予習形式でかみ砕いてわかりやすく説明をします。
それだけでも点数が上がる生徒はいますが、多くはそれだけでは点数が上がりません。その瞬間は理解できても、1回だけの説明では定着できていないからです。
そこで、自宅での定着を図るために1週間後の次の授業までにやる宿題を出します。宿題の内容は、授業で扱ったものと同じ難易度、数学であれば数字を変えただけの問題です。発展問題や予習内容は出していません。
宿題をやらない生徒
しかし、一部、宿題をやってこない生徒がいます。
宿題をやらない理由の1つに、「いざ自宅でやろうとしても、内容がわからなかった」と言われることがあります。その問題は前回の授業で解けるようになったのに、すぐに宿題をしないために1週間近くたって解法を忘れてしまったのです。
そこで、英信個別では「授業日から2日以内に宿題をやるように」と指示しています。1週間近くたって、明日塾があることを思い出し、慌てて取り組みを始める生徒は大抵1週間前に習った内容を覚えてません。そのタイミングで宿題に取り組もうとするからできないのです。
覚悟ができていない生徒
でも、そういう風に宿題をするんだよ、と指導をしても、宿題をしない生徒がいます。これは覚悟ができていないからです。
そこで、定期テスト直前の土日に、全体復習のテストを行い、「それができるまで居残り続ける」というイベントを行っています。(総演習)写真は11月に実施した総演習の様子です。
そうすると、全体復習のテストでさっさと合格して帰っていく他の中学生を見て、「ああ、このままじゃダメなんだな…」ということを体感してくれるようになります。
次の回には「前回みたいに、ずっと居残りしたくない」「ずっと残されるなんて無様な姿は恥ずかしい」「早く帰りたい」等の理由で、覚悟して学習をする習慣が徐々についてきます。
1回目の定期テストですぐに点数は上がらないかもしれません。でも、徐々に勉強をする覚悟を身に着ける仕組みが整っています。