この夏からの変更点(理科マラソン)

[記事公開日]2023/06/13

この夏から「理科マラソン」を止めることにしました。なお、「英単語マラソン」と「社会マラソン」は今まで通り実施します。

止めた理由としては、使用している問題集が暗記内容よりも「考えて解く問題」が多いにも関わらず、先に答えを見てから丸暗記して取り組んでる子どもたちが多かったからです。

例を挙げると、ある物質の密度を求める問題で、「答えは小数点以下第二位を四捨五入して…」と言う指定があるのに、答えを書いた紙を見ると筆算で計算をした痕跡が見られない。なのに数字は合っている。おそらくは先に解答の冊子を見て丸暗記して問題集に挑戦しているのが理由だと思われます(ちゃんと本人にも確認しました)。他にも、「この部分の答えはどうしてこうなったの?」と聞いてみても答えられない子どもたちが多数みられました。

今までは、「初期微動継続時間」とか「動脈血」とか「閉そく前線」とか、用語そのものを覚えるということに意義を見出していたのですが、最近は計算問題や実験を通して何がわかるかなどの考えさせる思考問題が多く、「自主性の高い学習スタイルだけでは無理があるな」「隣で常に見張る人を付けないと、この学習をさせている意図が伝わらないな(答えだけ丸暗記してクリアすることが目的になってしまっている)」と感じることが多くなったので、いったん止めることにしました。

「そんな学習スタイルで取り組ませているからだ」とお叱りの声を受けそうですが、これだと追加料金を頂戴せずに無料でできていたのでそうやってきました。自主学習のスタイルの限界を感じた次第です。

なお、暗記が中心の英単語マラソンと社会マラソンはこのスタイルを今夏も継続して実施します(追加料金はなし。数学だけを受講している子どもたちにも受けてもらいます)。