[最終更新日]2020/08/02
英単語マラソンの実施概要
英信個別では公立中学生を対象に、春休み・夏休み・冬休みの学校の長期休暇に合わせて、「英単語マラソン」を実施しています。内容は英単語を覚えまくってもらう、というものです。
課題となる単語量は学年、時期によって異なります。冬休みを例に挙げると以下の通りです。
中1生:407語
中2生:748語
中3生:1,360語(夏と同じ内容。ただし順番を入れ替えています)
中学校の授業で習った英単語全てがテスト範囲になるように作成しています(高槻市の生徒の場合は、英語の教科書「ワンワールド」を参考にして作成)。
この単語リストの中から、最初は1~50、次に1~100、その次は1~150、1~200…というように50個ずつ単語量を増やして9割合格のテストを受けてもらうのです。
(毎回、範囲からランダムに20語を抽出したテスト)。
そして、全部クリアした生徒には文具をプレゼントしています。
早い者勝ちです。
学年ごとの単語は重複させています
阿武野中の2年生の定期テストには、November(11月)とかThursday(木曜日)とか、1年のときに習った単語も出されていました。その対策も兼ねて、中2で扱う単語には、中1で出てきたものも含めています。当然、中3で扱う単語には、中1、中2のものを含めています。
最近習ったところの単語だけをやっていると、昔の内容を忘れてしまいますから何度も取り組んでもらって定着を図ります。
これは来る高校入試の長文読解で生きてきます。
事前チェック日を設けて、やらない生徒を防ぐ仕組み
冬の英単語マラソンは、12/23開始で1/31終了というスケジュールにしていますが、ギリギリまで何もやらない生徒がいると想定されるため、途中の1/10、1/20の2回の事前チェック日を設けています。
1/10時点で全体の暗記量の三分の1が終わっていなかったら、クリアできるまで強制自習
1/20時点で全体の暗記量の三分の2が終わっていなかったら、クリアできるまで強制自習
です。
理由を付けてやらない生徒は、点数も伸びない
「クラブが忙しい」「学校の宿題が忙しい」と言って、参加を怠る生徒がいます。
そんなに朝から晩まで部活で練習やっているか? 「学校の宿題が忙しい」と言うけど、でも自宅のソファでゴロンとしたり、テレビ見たり、LINEしたりする時間はあるんでしょ?
「朝早く起きて学習時間に充てる」「テレビは録画してあとからCMを飛ばしてみる」「食事中はテレビを見ない」「勉強中は携帯の電源を切る」「決めた時刻に机に向かう」など、やりようはあるはずです。行動して初めて結果がでます。
英単語マラソンで初回の事前チェックにひっかかる生徒は総じて定期テストでも70点に到達していません。逆にチェックにひっかからない(ノルマをクリアしてくる)生徒は英語はほぼ80点を超えている、という傾向が見られます。
未達成の生徒には大人の本気を見つける
期日までにクリアできなかった生徒には、「クリアできるまで強制自習」としています。一度でも強制自習に引っかかると、次からはそうなりたくないので、次からは必死になってくれます。全員が全員、そうでないにしても、それでも真面目にする生徒は確実に増えます。
最近、「大人が子どもたちに舐められてるんじゃないか」と思うことがたびたびあります。「注意をしてもおしゃべりをする」「『いついつまでに単語の課題終わらせてね』と言っても、やってこない」…。
これって、「やらなくても逃げられるだろう」「まあ、何とかなるだろう」って思われているからなのだろうと感じます。大人の本気が伝わっていない。
だからこそ、強制自習があるよ、と伝えて大人の本気を体感してもらっています。あなたたちの成績アップに向けて、こっちは真剣です。
自分で言うのもなんですが、「英単語マラソン」っていい名称だなと思います。やり遂げた後には、みんな、「終わったー!」と素敵な笑顔を見せてくれるのです。勉強で達成感を味わってもらう、素敵なイベントです。